目のかゆみについて

目のかゆみには、アレルギー性結膜炎やドライアイ、感染性結膜炎、さらにコンタクトレンズの誤った使用方法など発生原因は多岐にわたります。目のかゆみは放置すると視力低下を招くこともあります。かゆいだけだからと簡単にご自身で判断せず、病院で受診してください。症状に合わせて適切な治療をしていきます。目のかゆみは頻繁に起こることもあるので、代表的な症状の原因や予防について説明していきますね。
目のかゆみの主な原因と予防法
アレルギー性結膜炎
≪原 因≫花粉やハウスダストなどのアレルゲンに対する反応で、目のかゆみ、充血、目やにの増加、目がゴロゴロするなどがあります。花粉には杉・ひのき、いね科の植物やブタクサなどの花粉が飛散することで反応してしまいます。花粉の飛散データを見ると、関東地方では目のかゆみを引き起こすアレルゲンを含む花粉が、1年中飛散しています。ハウスダストは室内のほこりやダニ・カビなどへの反応です。また、ペットを室内で飼うことが増えてきているために、動物のアレルギー反応でアレルギー性結膜炎になるケースがあります。
≪予防法≫原因物質となるべく接触しない。花粉は外に出れば当たり前のように飛んでいますし、ほこりやペットの毛なども室内にいれば身近にあるものです。少しでも軽減させるために、『花粉用メガネ』の使用や『部屋のこまめな掃除』『部屋の適度な加湿・除湿』をしてください。花粉症やハウスダストといったアレルギーは点眼や内服薬で緩和するしかできないのが悩ましいところです。
ドライアイ
≪原 因≫目の乾燥により表面が傷つき、かゆみや痛みを引き起こします。総じて目の乾燥により引き起こされますが、ドライアイになりやすい方は、乾燥した環境にいる・目の水分量が少ない(涙の量)・まばたきが少ない(パソコンやスマホの画面をじっと見ることが多い)・コンタクトレンズの長時間使用などが挙げられます。
≪予防法≫名前の通り瞳の乾燥が由来となっています。部屋の湿度をコントロールする。人口涙液の点眼。まばたきを意識的に増やす。パソコンやスマホ使用時に、定期的に目の休憩をする。(一緒に濡れタオル(温・冷)を当てると効果的と思います。)など行ってみてください。
感染性結膜炎
≪原 因≫ウイルスや細菌に感染することで発症します。症状は目のかゆみ、充血、目やにの増加、目がゴロゴロするなどです。感染性結膜炎にかかりやすいのは、疲労が溜まっている(免疫力の減少)・プールに入った(プールの水を介して)・目を怪我した(傷口から罹患)などです。
余談になりますが皆さんも身近にあったかどうか、小学校の頃プールの授業が始まると、ごくまれに校内のどこかのクラスのほとんどが結膜炎になったということがありました。以前はプールに入る前と入った後に、二股の水栓で眼球を直接洗浄しましたよね。現在は、直接洗い流すことが推奨されておらず廃止となり、ゴーグルを着用することで感染症などから目を保護しているようです。特にウイルス性結膜炎は感染力が非常に強く幼稚園・保育園、学校では出席停止の措置がとられます。
≪予防法≫感染性結膜炎は予防が少し難しいかもしれません。なぜならストレスや疲労によって免疫力が下がっているときに罹患したり、プールもいつもゴーグルをしているとは限らないからです。こちらに関しては、よく食べ・よく眠り・指や手で目を直接こすらない!ことを心掛けてください。
コンタクトレンズ
≪原 因≫レンズの制限を超える長時間使用、洗浄が充分でないレンズの使用、フィッティング不良のレンズ着用などにより、目の表面に傷がついたり炎症が起こったりしてかゆみや痛みを伴うことがあります。眼球に直接乗せるレンズなので、少しのことで角膜が傷ついたりレンズの汚れで炎症が起こることがあります。コンタクトレンズは高度管理医療機器に指定されています。ご存知ない方も多いかもしれませんが、ペースメーカーや人工呼吸器などと同様の位置付けとなっているんです。
≪予防法≫朝、コンタクトレンズを装用したら夕方から就寝前までには外してください。長く装用してもソフトレンズで12時間、ハードレンズで14時間くらいです。酸素透過性の高いハードレンズでは、ソフトレンズよりも装用時間を長めにできますが、どちらのレンズでも装用したまま眠ってしまうことは避けてください。ワンデータイプのコンタクトレンズ以外ではレンズの洗浄や保存液での保管など取扱い説明書とおりの使用をしてください。管理が不安な場合はワンデータイプの1日使い切りのレンズをお勧めすることもあります。そして、現在はネット販売で手軽に購入できるようになっていますが、定期的に眼科医の検診を受けてください。長く正常に使用するために大変重要であると考えています。
まとめ

目のかゆみは頻繁に起こることがあります。しかし、数日すると治まってしまうケースもあるため軽く見られてしまっているように思います。
説明したのは一部分です。感染性のものであったり、角膜に傷ができていたりする場合もあるので、自己判断せずに眼科を受診してください。
ずっと先の見えるのために、お役に立てばと思います。
