緑内障の治療
Glaucoma
緑内障は、早期発見・
早期治療がとても大切です
緑内障は自覚症状が少なく進行しやすいため、早めの検査が欠かせません。症状が出る前に発見し、適切な治療を行うことで視野の悪化を防ぎ、将来の失明リスクを減らせます。当院では定期検査を通じて患者さま一人ひとりの目の健康を守り、安心して暮らせる生活をサポートします。どうぞお気軽にご相談ください。
こんな症状で
お悩みではないですか?
緑内障の多くは「沈黙の病」と呼ばれるように、病気が進行していても痛みや見えにくさを感じないという特徴があります。一方、急性緑内障発作では、明確な症状が現れます。
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- 以前より視界が狭まったきがする
- 急激な目の痛みや頭痛に加えて、吐き気や嘔吐がある
- 片目をつぶると見えない箇所がある
- 眼が重たく感じる
緑内障の原因
現在のところ、緑内障の確実な発症メカニズムは解明されていません。眼圧が高い状態では視神経への圧迫により障害が生じる場合がありますが、眼圧値が正常でも緑内障を発症する正常眼圧緑内障も存在します。このため視神経の脆弱性、血流の悪化、遺伝的要因、視神経に悪影響を与える血管の存在など、複数の要素が組み合わさって発症に至ると推測されています。
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加齢
視神経の強さは年とともに低下し、若い頃と同じ眼圧でもダメージを受けやすくなります。中年期以降は特に注意が必要です。
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近視(特に強度近視)
眼球が前後に伸びた近視の状態では、視神経を支える組織が引き伸ばされて弱くなります。そのため通常の眼圧でも視神経がダメージを受けやすくなるのです。
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喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、視神経への血流を悪化させます。また、体内の酸化ストレスを増やし、視神経の細胞にダメージを与えます。
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遺伝
緑内障の発症には遺伝的な要素が深く関わっており、家族に緑内障の方がいる場合は発症リスクが高まります。若い世代で発症するケースでは特に遺伝の影響が強い傾向があります。
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ストレス
日常的なストレスの蓄積は自律神経の働きを乱し、眼圧コントロールや視神経への血液供給に影響を与えます。心身のストレス管理は、緑内障予防において見過ごせない要素です。
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目の酷使
パソコン作業や細かい手仕事を長時間続けると、眼に疲労が蓄積します。暗い場所での作業も眼への負担となり、眼圧の変動を大きくする要因となります。
緑内障の検査方法
眼圧検査
緑内障治療の基本は眼圧を下げることです。そのため、定期的な眼圧測定は欠かせません。眼圧測定には、角膜に測定器を直接接触させて正確な値を得る接触型と、空気の圧力を利用して非接触で測定する方法があります。
眼底検査
視神経の状態を直接観察する検査です。視神経乳頭の中央にある凹みは、緑内障になると異常に拡大していきます。神経線維の厚みや乳頭周囲の出血も重要な所見となり、これらから診断と進行度を判定します。
視野検査
見える範囲と感度を測定し、視野欠損の有無を調べます。緑内障では中心付近から見えない部分が現れ、徐々に周辺へ広がるのが特徴です。コンピューター制御のハンフリー視野計と手動のゴールドマン視野計を、患者さまの状態により使い分けます。
緑内障の治療方法
点眼薬での治療
緑内障治療の基本となる方法です。房水の産生を抑える薬と排出を促す薬があり、病型や眼圧値により選択します。効果不十分な場合は複数を併用し、点眼間隔をあけることで効果を高めます。
レーザーでの治療
外来で行える日帰り治療です。線維柱帯にレーザーを照射して房水の流れを改善したり、虹彩に小孔を開けて新しい流路を作ったりします。点眼薬で不十分な場合の選択肢となります。
手術での治療
薬物やレーザーで眼圧が下がらない場合の手段です。強膜に小さな開口部を作り、房水を結膜下へ逃がす新しい経路を作成します。近年は低侵襲な術式も開発され、患者さまの状態に応じて選択可能です。
緑内障手術について
手術内容
緑内障の手術は、眼圧を下げて視神経のダメージの進行を抑えるために行います。当院では主にレーザー治療や線維柱帯切除術(トラベクレクトミーなど)など、患者さまの状態に合わせた適切な方法をご提案しています。これらの手術では、眼の中の房水(ぼうすい)の流れをよくしたり、新たな排出口を作ったりすることで、眼圧をコントロールします。
手術時間
手術の種類によって異なりますが、レーザー治療は片眼あたり10〜20分程度、切開をともなう手術は30〜60分程度で終了します。
手術当日は、午前10時30分頃にご来院いただき、手術後は夕方にご帰宅いただく日帰り対応となっております。
手術後の注意事項
- 処方された点眼薬は指示通りに使用してください
- 目を強くこすらないようにしてください
- 手術後は定期的な検査・診察を必ず受けてください
- 術後数日は洗顔・洗髪を避け、医師の許可が出てから再開してください
- 術後は一時的に見え方が変わることがありますが、徐々に落ち着いてきます
